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Q&A
 
チーズをおいしく食べるには
円形状の長いものは、輪切りで均等の厚さに。        
球形にちかいものや、円形で高さのあるのもは、頂上の中心から放射状に。 最初からカットされて市販されているものは三角形の頂点を中心に。
真四角なものは、中心から放射上に。
小さい円形のものは、2等分または4等分に。
カマンベールなど円形で高さの低いものは、ケーキを切るように。
ピラミッド型のチーズは、中心から4等分または8等分に。
青カビタイプは、内側部分がどの片にもはいるように。 大型で薄く切って市販されているものは、短冊形に。

切り方のコツ
 ナチュラルチーズの切り方には決まりがあるのをご存知ですか?
ナチュラルチーズは刻一刻と熟成が進んでいますから、部分によって風味やかたさが違います。生でそのまま食べるときは、切り方のちょっとしたコツでおいしさが引き立ちます。
 熟成は外側から中心に向かって進みます。青カビタイプだけは、中心から外側へと進みます。ですから、チーズを切るときには内側と外側が含まれるようにすると、一切れの中にすべての熟成状態が入り、バランス良く味わえます。
 ゴーダチーズなどの半硬質タイプやチェダーチーズ、エダムチーズなどの硬質タイプは、熟成が均一なので、特に決まりはありませんが、おいしさを考えると薄めに切るのが良いでしょう。
 また、皮やワックスがついたものの扱いについてですが、カマンベールなどの白カビは、チーズをおいしくさせるもので食べても害はありませんから、皮を除くのはお好みです。
 外側を塩水や酒で洗いながら熟成させたウォッシュタイプは、皮部分のにおいがかなり強いので、皮を除いたほうが味が生きます。硬質・超硬質タイプは、ワックスをかけて乾燥などを防いでいます。食べても害はありませんが、削りとってからカットしましょう。

使いこなしたいチーズの道具
 チーズを切ったり、おろしたりするための道具がいろいろあります。
もっとも一般的なのは、チーズ・ナイフですね。美しい波形の切り口にできるものや、刃の先端部分でチーズが刺せるものなど、さまざまな種類があります。
 ワイヤーを使ったスライサーもあります。ローラがついているため、手際よくきれいにスライスできます。
 大きな硬質チーズにはワイヤー・チーズ・カッターが便利です。チーズに巻きつけ、取っ手を引いてしぼり切るタイプのものです。
 パルメザンなどの硬質チーズを小さく砕くときには、硬質チーズ用ナイフを使います。柄の上部をかなづちでたたいて砕きます。
 おろし用としては、チーズおろし器やチーズ・リナーがあります。
いろいろな道具を上手に使って、チーズを楽しんでください。

関連情報(すべて冊子)
What's NATURAL CHEESE? 社団法人 中央酪農会議
社団法人 日本酪農乳業協会(旧:全国牛乳普及協会)