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タンパク質ならおまかせ

体内で多彩な働きを行うタンパク質
 人間の体の大半は水分、ということをご存じの方も多いと思います。事実、体を構成する物質の60%は水分です。そして、2番目に多いのが「タンパク質」で、水分をのぞいた重量の1/2以上とされています。
 人間の体では約10万種類のタンパク質が多彩な働きを行っていて、生命を維持するという極めて重要な役割を果たしています。人間に限らず、動物の筋肉、皮膚、髪、歯など、体のあらゆる部分にもタンパク質が含まれています。昔から人間が好んで食べてきたお肉、牛乳、卵などに、豊富にタンパク質が含まれていることを考えると、これらが生命をつなぐための優れた食品であることを、本能的に感じていたのかもしれませんね。
 良質なタンパク質を摂ること。それは、理想的な食生活を実現するうえで、常に考えておかねばなければならない要素といえます。では、「良質なタンパク質」とはどういう食品を指すのでしょうか。素朴ですが、大きな疑問ですね。それにはまず、タンパク質の構造を知っておく必要があります。

必須アミノ酸バランス良し!お肉、牛乳、卵
 タンパク質は「アミノ酸という物質がネックレスのように繋がった構造」をしています。アミノ酸の中には、体内で作ることができないので、食物から摂るしかない必須アミノ酸が9種類あります。しかし、タンパク質を構成する必須アミノ酸の含有比率のバランスが整っていないと、いくら食べても体内で効率的に吸収されません。
 そこで注目されるのが食肉、牛乳、卵のアミノ酸バランスです。食肉は必須アミノ酸を豊富に万遍なく含み、しかも調理による損失がほとんどありません。つまり、お肉を食べると、良質なタンパク質を無駄なく摂ることができる、という結果につながります。
 牛乳中にある約3.0%のタンパク質にも、必須アミノ酸はバランス良く含まれています。米食を主体とする日本人は、一部の必須アミノ酸が不足しがちなので、牛乳を食事に取り入れると、栄養価をより高めることができます。
 卵の必須アミノ酸バランスも、お肉や牛乳に負けず劣らず優れものです。どんな料理にも工夫次第でぴったりと合うのが、卵ならではの持ち味ですね。
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