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意外に知らないミネラルの正体
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栄養・健康に関するQA

Q&A




 
意外に知らないミネラルの正体

体を正常に保つには不可欠の元素がミネラル
 ミネラル・・・・。体のために精一杯、役立ちそうな響きのある心地良い言葉ですね。でも、ミネラルって何?といわれると、ちょっと困ってしまいます。ミネラルの正体ってなんなんでしょう?
 人間の体を正常に維持していくために、実はミネラルが不可欠なのです。一口にミネラルといっても多くの種類があり、みなさんにもお馴染みの、カルシウムやナトリウムをはじめ、ちょっと聞き慣れないセレン、パナジウムなどがあります。
 中でも、大事なミネラルとされているのは、鉄、カルシウム、リン、カリウム、硫黄、塩素、マグネシウムの7つ。幼い頃の理科実験を思いださせてくれるような元素たちですが、これらが人間の体の中に取り入れられないと、いろいろな障害や病気の原因になってしまいます。気をつけたいですね。
 ミネラルは「飲食物」から、体内に吸収されます。最大の特徴としてあげられるのは、必要量は微量でも、不足すれば欠乏症、多すぎれば過剰症が起きる、ということです。しかし、ごく普通の食事の中では、過剰症の心配はありません。

食肉の内臓はミネラルの宝庫なんです!
 豚肉は、マグネシウムの手軽な摂取方法として知られています。ただ、マグネシウムが体内で効果的に利用されるためには、カルシウムとのバランスが必要です。また、ナトリウムとカリウムのバランスがとれている食品には、高血圧予防効果があります。
 こうした含有量バランスに優れた食生活を実現しているギリシャでは、狭心症や心筋梗塞による死亡率が低く、逆にバランスの悪いフィンランドでは死亡率が高い、という調査データがそれを物語っています。
 そこで注目されているのが「肉類」。とりわけ「内臓」はミネラルの宝庫として、最高の食材に位置づけられています。
 残念なことですが、現代の食生活はミネラルバランスが崩れやすくなっています。食肉とその内臓の持つ優れた利点を、積極的に取り入れて、ベストな健康状態を確保しておきたいものですね。
ミネラル名
働き
マクロミネラル・常量元素 
カルシウム 骨格や細胞機能の形成と維持に不可欠。99%は、骨に貯蔵される。不足すると、骨から溶けだして、体の組織に送るので、毎日の牛乳補給が大切
ナトリウム 血液中に0.9%弱含まれ、他のミネラルが血液中に溶けるのを助ける。摂りすぎが気になるミネラルの一つで、食塩からは1日10グラム以下が望ましい
カリウム 海草類や豆類に多く含まれ、体の中の余分なナトリウムを体外へ排出する作用を持つ。血圧を下げる効果があり、1日の必要量は、大人で2000ミリグラム
硫黄 良質タンパク質を十分に摂っていれば不足しない元素。タンパク質の一部として、摂取している
マグネシウム 魚介類、玄米、緑黄色野菜、食肉などに含まれる。豊富に摂っていれば、ナトリウムとカリウムのバランスが正常に保たれる
リン 骨や歯を作るのに不可欠。保存料として加工品や清涼飲料水に含まれるため、不足は考えにくいが、過剰に摂るとカルシウム不足を招くので要注意
塩素 ナトリウムとともに食塩から摂取するため、通常の食生活を過ごしていれば、不足することはまずない。肝機能を助ける役目もある
ミクロミネラル・微量元素 
赤血球中のヘモグロビン中にあり、酸素を運ぶ働きをする。不足は免疫力の低下や体温調節不全を招く。体への吸収にはタンパク質とビタミンCが必要
ヘモグロビンに鉄を渡す働きや、過酸化脂質が体内で作られるのを防ぐ酵素としても作用する。不足すると鉄欠乏性貧血の原因に
亜鉛 多くの酵素が正しく機能することを助ける役目を持つ。食事が植物性に偏ると、亜鉛不足で味がわからない味覚障害になることがある
コバルト 食肉や牛乳、カキやハマグリなど、貝類に多く含まれる。ビタミンB12に含まれる形で存在し、赤血球には不可欠の元素。不足は貧血の原因
ヨウ素 海草類を古くから食生活に取り入れている日本人には、不足することは少ない。甲状腺ホルモンの原料で、不足すると発育障害、免疫低下などを招く
セレン ビタミンEの働きを助け、体内の過酸化脂質を分解する重要元素。欠乏すると、成長の遅れや不妊などを起こすことがわかっている
クロム 食肉や卵など動物性食品に多く含まれ、欠乏すると糖尿病になるという動物実験の結果もある。脂肪酸とコレステロールの合成を促す
フッ素 必要量は1日1ミリグラム程度とされ、歯を丈夫にする。少なすぎると虫歯になり、多すぎると歯に斑点模様が現れたり、歯が侵される
マンガン いくつかの酵素の構成成分で、脂質や炭水化物の代謝に必要。不足してもマグネシウムが代役となることもあって、人間のマンガン欠乏症報告事例はまだない
モリブデン 大豆や野菜、米など植物性食品に含まれる。動物実験では、欠乏すると成長障害が起きることが確認されたが、通常の食事で欠乏することはまずない
バナジウム 牛乳、豆、野菜などに含まれる。動物実験ではコレステロール代謝に関連、不足でも過剰でも成長障害が起きることが確認されたが、ヒトでの欠乏症報告はない
その他 スズ、ニッケル、ケイ素、ヒ素、鉛が生体には必須。今後の研究によっては水銀など毒性が強く有害なものでも、生体に必須な元素であることが確認される可能性もある

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