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栄養・健康に関するQA

Q&A




 
習慣にしない生活習慣病

生活習慣の改善は5つのテーマで
 これまで成人病、と呼ばれていた糖尿病、高血圧などの病気について、厚生労働省は「生活習慣病」と改めました。成人病という呼び方は、大人になって発病してもやむをえない病気、という印象を私たちに与えやすいことに加えて、これらの病気になる原因が、食生活を中心とした生活習慣にあることを重くみたためです。
 糖尿病と高血圧は、生活習慣病の中でも患者数が多く、予防と対策には正しい生活習慣を身につける必要がある、とされています。それは、「食生活」「運動」「休養」「節酒」「禁煙」という5つのテーマについて、正しい方向へと改善していくことです。とりわけ、食生活は最重要テーマとして位置づけられています。
 では、糖尿病と高血圧について、防止と対策のための食生活をみてみましょう。

糖尿病は、食べ過ぎず、バランス良くが基本
 糖尿病は、血液中に糖がたまる病気です。毛細血管が詰まることから、眼底出血による失明、さらには腎臓などの主要臓器に影響をもたらす合併症があり、最悪の場合、命にも関わります。
 遺伝によって発生するインシュリン依存型、不規則でバランスの良くない食生活などの生活習慣が原因となる非インシュリン依存型とに分類されますが、最近、急増しているのが、非インシュリン依存型の糖尿病です。発病してしまうと、徹底したカロリー計算に基づく食事制限が必要となります。
 予防のためには、いろいろな食品を組み合わせて食べる食生活がベストです。少量でも効率よく栄養補給ができる卵、牛乳・乳製品は、毎日摂っておきたい食品です。また、良質タンパク質の宝庫である食肉の内臓を、野菜や大豆製品などと組み合わせることも良いでしょう。「食べ過ぎず、バランス良く」を基本に、規則正しい時間に良く噛んで食べることがまず第一歩になります。

高血圧予防には、タンパク質で薄味好みに!
 高血圧は、遺伝的な要素もさることながら、塩分の摂りすぎという食生活に、大きく関わりがあることがわかってきました。
 最近の国民栄養調査によると、お肉、卵、牛乳など動物性の良質タンパク質を多く摂っている地域の方々は、食塩摂取量が少ない、という結果がでました。これは、良質タンパク質が塩分の摂りすぎを抑える効果があることの裏づけとして、貴重なデータになっています。また、食肉のうま味成分であるグルタミン酸やイノシン酸には、減塩効果が明らかに認められる、との動物実験結果も発表されています。
 良質タンパク質を摂りながら、塩を控えた食事を継続することで、自然と薄味好みへと体質改善されることになるのです。健康のために、ぜひとも、家族ぐるみで取り組みたいですね。

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食肉の秘密を探る 財団法人 日本食肉消費総合センター
食卓から防ごう!生活習慣病 社団法人 農山漁村文化協会