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| 長寿社会をいきいき過ごすヒント |
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日米の長寿集団での既往症の割合
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沖縄と日系ハワイ人での痴呆の割合
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動物性タンパク質の摂取増がつくった長寿社会 |
高齢化社会を迎えた現代日本ですが、歴史をたどってみると、お肉、卵、乳製品など、動物性タンパク質をたくさん摂ることで平均寿命が著しく延びていることがわかります。かなり古い話ですが、明治43年(1910年)の動物性タンパク質の摂取量はわずか2.9グラム。卵にいたっては0.2グラムという驚くべき栄養状態のデータが残されています。
これに対して、現代日本では豊富に食料が確保され、動物性タンパク質を摂ることが難しくない状況にありますが、それでも1日あたりの平均摂取量は、食肉で77.8グラムと意外に少ないのが目立ちます。ちなみに、日本一の長寿県として知られる沖縄県での食肉摂取量は、1日平均87グラム。沖縄県の例からすると、お肉ってまだまだ食べても良いんですね、長寿のためにも。 |
ハワイ日系人の方々の食生活には学ぶことがいっぱい |
長寿、ということで見逃せないのが、ハワイ日系人の方々の食生活です。ハワイに移住された日系I世、II世を中心とした70歳以上の高齢者調査によると、肥満や糖尿病はほとんどみられず、痴呆や寝たきりと無縁な、健康で豊かな生活をおくられていることがわかりました。
お肉をたくさん食べているにも関わらず、病気にかかった率も少なく、80歳を過ぎてもなお現役で働く方もいらっしゃるなど、活動能力の高さがひときわ注目される調査結果です。
この理由を分析してみた結果、その食生活に大きな秘密が隠されていることがわかりました。ハワイ日系人の方は、日本人の主食である米をベースに魚、大豆、海草等を中心とした伝統的な日本食に加え、お肉や乳製品、野菜、果物などをプラスした食生活を自然と取り入れてきました。これが、ハワイ日系人の方々をいち早く「世界の長寿集団」へと押し上げる下支えになったのです。
さらに、見逃せないのは、塩分を控える食生活です。尿中の塩分量は、日本人に比べて低く、いわば、日本の食生活の弱点を現しているデータとなりました。ハワイ日系人の方々のバランスの良い食生活、見習いたいですね。
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