まだまだ怖い寄生虫の実態

海外旅行の食事から取り入れてしまう「新しい寄生虫」に要注意

かつては猛威を振るった、寄生虫による病気の数々も、最近ではほとんどみられなくなってきました。では、日本の寄生虫は絶滅したのでしょうか?いえいえ、そうではありません。海外旅行ブームや流通機構の発達、さらに食習慣の変化などで、これまであまりみられなかった寄生虫の患者がしばしばみられるようになっています。

たとえば、海外旅行中に食べる食品に、もし寄生虫がついていたとしたら・・・・。生あるいは半生で食べることがある野菜や果物、お肉などが、非衛生的な環境で調理されていたら、知らず知らずのうちに寄生虫を体の中に取り込んでしまうことになります。

寄生虫による感染を放置すると、下痢や腹痛等の不快な症状をもたらし、腸閉塞などの深刻な事態に進展する事もあります。

熱には弱い寄生虫。日本の食肉には厳しい検査体制が

寄生虫は熱に弱いので、体の中に取り込まないためには「食品を生で食べない」ことが基本になります。海外旅行の際にはとくに注意が必要でしょう。

日本国内では、厳しい食肉検査体制が確立されていますので、小売り店などで販売されているお肉に関しては、全く心配ありません。しかし、内臓類を生で食べることはあまりおすすめできないので、心配だと思ったら、良く火を通して食べることです。

ちなみに、感染したかもしれないと思ってお医者さんの診察を受ける際は、どこへ行って何を飲食したか(海外の渡航歴はあるか、調理不十分なものや生ものなどを食べていないか)、ということを詳しく説明することが重要です。ほとんどの寄生虫による疾患には駆除剤がありますので、早めに治療を受けると良いでしょう。