カルシウム不足は牛乳で解消
年代別食事一回にとりたいカルシウム量




血圧のコントロールまで行うカルシウム
日本人に現在、最も足りない栄養素は「カルシウム」といわれています。骨や歯を作り正常に維持する、あるいは血液や心臓、筋肉などの機能を円滑に活動させるなどの作用のほか、最近では、血圧のコントロールに重要な役割を果たしていることもわかってきました。その実力が一般に良く知られているにもかかわらず、摂取量が少ないのは、やはり食生活が大きく影響しているようです。
カルシウムを含む食品としては牛乳、丸干し魚、豆腐などがありますが、体内への消化吸収力という視点で比較してみると、吸収率50%を示す牛乳が、小魚の骨の30%を大きく引き離しています。
これは、お互いに吸収率を高めあう効果のあるリンとカルシウムの含有率が、1対1の理想的配分であるためです。また、牛乳には、カルシウムのほか8種の必須アミノ酸を含むカゼインという良質タンパク質、ビタミンB2などの栄養素がバランス良く含まれています。牛乳や乳製品って、やっぱり「体に良い」んですね。
運動で体内吸収をより効果的に促進
カルシウムの摂取不足がもたらすとされる障害で、深刻な問題になっているのが「骨粗しょう症」による骨折です。骨折の原因は、必ずしもカルシウムの摂取不足によるだけではなく、環境や体内での吸収率など、別の原因が存在することが明らかになってきました。
カルシウムの吸収は、食事の内容によって変化します。脂肪はカルシウムの吸収を抑制し、タンパク質は正負両面があり、炭水化物は促進するという性質を持つことがわかってきました。
さらに、運動とカルシウム摂取の組み合わせは、吸収のための必須要素となっています。発育期の乳幼児は骨軟化症(くる病の状態)を防止するためにも、積極的な摂取が必要ですが、それを過ぎてからは、体に重みをかける運動のほうが、むしろ重要になります。骨の強い子に育てるには運動なんですね、お母さん。