卵がお店に並ぶまで

卵は安くて手軽に調理できる食品として、日本人の食生活になくてはならない存在になっています。家庭でいわゆる卵料理として消費されるだけでなく、マヨネ―ズ、パンなどに加工されたり、外食などの業務用にも多く利用されています。
鶏卵が採卵養鶏場や農家から出荷されてから、小売店の店頭に並ぶまで、早くて2日間、遠隔地からだと3~4日間かかります。養鶏場でヒナから育てられた、卵を産む鶏は150~160日間で成鶏に成長し、鶏舎に移され、産卵を行うようになります。生まれた卵は、GPセンター(格付包装場)に送られます。
センターでは、汚物除去のための洗卵、検卵と、投光検査による異常卵の除去、SS40g~46g未満からLL70g~76g未満まで6段階の重さとサイズの選別が行われ、10個ごと(6個ごともある)のパッキングを行います。
パッキングされた卵には、重量別の色ラベルがつけられ、各地に輸送されます。大きいものが卵黄の量も多そうですが、割合的にはMサイズとLサイズが最も高く、次いでLLサイズ、MSサイズの卵黄の割合が高くなっています。
この検査や選別の基準は、農林水産省の指導規格で、品質の向上、流通の円滑化、適正な価格の形成をはかることを目的に定められた、「鶏卵の取引規格」によります。
価格の優等生といわれる卵
卵の値段は、ほかの食品と比べると割安で推移し、価格の優等生といわれていますが、飼料代(エサ代)、労働費などの値上がりで養鶏の採算は悪化しています。そんな中で卵の値段が安定しているのは、養鶏家が飼養規模の拡大や経営の合理化で生産性の向上をはかっているほか、卵の全国需給調整協議会が開かれ、消費動向にあった計画生産を推進しているからです。