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●お肉になる牛の品種いろいろ
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●お肉になる鶏の品種いろいろ
●珍しい?おなじみ?特用家畜の肉

●お肉がお店に並ぶまで
●副生物がお店に並ぶまで
●卵がお店に並ぶまで
●牛乳がお店に並ぶまで
●輸入食肉がお店に並ぶまで
●食物の安全性を高めるHACCP
●国産肉も輸入肉も厳しく検査!
●化学物質の残留も厳しくチェック
●格付けが影響する食肉の価格
●分かりやすい表示で、お買い物も簡単に
●上手にお買いもの、良い店と肉の選び方

●Q&A
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牛乳がお店に並ぶまで |
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容器充填後も検査してから出荷 |
日本で酪農が行われるようになったのは、戦後のことです。生乳の生産量は、平成14年度で839万トンとなっています。乳牛には、白黒まだらのホルスタイン種を始め、褐色で小型のジャージー種などがありますが、日本では乳量の多いホルスタイン種が主に飼育されています。
生後2年経ち成牛となった乳牛は、人工授精で妊娠させられ、およそ280日間で出産、乳をだし始め、約300日間乳をだし続けます。
牛乳は一般的に、酪農家が毎日朝夕2回、ミルカー(搾乳機)で絞ります。絞られた牛乳は、バルククーラー(冷却貯乳)タンクで低温で貯蔵され、毎日、農協や工場のタンクローリーが集乳し、工場に運ばれます。
工場へ運ばれた牛乳には、アルコール試験のほか、成分や品質などの10項目以上の厳しい検査が行われます。受乳された(検査に合格した)牛乳は、清浄化機(クラリーファイアー)で微細な異物まで取り除かれた後、タンクで2〜5℃で貯乳されます。次に処理工程が行われます。加温した牛乳をホモゲナイザーという機械で均質化し、乳脂肪が浮き上がるのを防ぎます。均質処理された牛乳は、約120〜130℃の加熱殺菌法で1〜4秒間殺菌します。
殺菌処理された牛乳は、牛乳びんや紙容器に充填包装され、品質保持期限などが印刷され、冷蔵庫で保管します。この間に品質に異常がなかったか、表示されている成分に変化がないかどうかなどの商品検査が行われ、24時間経過してから出荷されます。 |
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