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●お肉になる牛の品種いろいろ
●お肉になる豚の品種いろいろ
●お肉になる鶏の品種いろいろ
●珍しい?おなじみ?特用家畜の肉

●お肉がお店に並ぶまで
●副生物がお店に並ぶまで
●卵がお店に並ぶまで
●牛乳がお店に並ぶまで
●輸入食肉がお店に並ぶまで
●食物の安全性を高めるHACCP
●国産肉も輸入肉も厳しく検査!
●化学物質の残留も厳しくチェック
●格付けが影響する食肉の価格
●分かりやすい表示で、お買い物も簡単に
●上手にお買いもの、良い店と肉の選び方

●Q&A
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お肉になる牛の品種いろいろ |
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無角和種
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乳用種
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和牛ってどんな牛? |
国産牛肉というと、やわらかく細かい脂肪が入った「霜降り肉」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。しかし、国産牛肉イコール和牛ではありません。国産牛肉にはさまざまな種類があります。
現在、日本の市場に出回っている国産牛肉は、明治時代に農耕用の在来種に、外国種を交配し日本人の嗜好に合うように改良したもの。種類は大きく分けて「肉用牛」と「乳用牛」があります。「乳用牛」は、名前の通り牛乳を取るための牛。「肉用牛」の中には「和牛」といわれる「肉専用種」の他、「乳用種」があります。
その他、生産コストの引き下げ、肉質の向上などを目的に「肉専用種」と「乳用種」の交配を行った「交雑種」、生産量の1%程度を占める「外国種」があります。
「和牛」の代表的存在が、「黒毛和種」。全国の和牛の飼育頭数の約97%を占めています。和牛と聞いてまずたいていの人が頭に浮かべる「松坂牛」や「神戸牛」、「米沢牛」などがこれにあたります。そのほか、「和牛」には肉質が黒毛和種に近い「褐毛和種」、手間がかからず成長が早い「日本短角種」、成長が早く歩留まりが良い「無角和種」があります。
これらの「和牛」は、肥育(食肉にすることを目的に、飼料を与え育てること)に手間と時間がかかるので、値段は高くなりますが、極上の「霜降り肉」は芸術品の趣すらあります。 |
最近人気のキーワードはヘルシー |
ヘルシー志向の現代人に好まれて需要を伸ばしているのが、「乳用種」です。国産牛肉の約54%を占める(交雑種を含む)この「乳用種」の肉は、赤身が多く、肉質がやわらかいのが特徴です。「和牛」に比べ味は淡白ですが、脂肪が少なく、手ごろな価格であることから人気です。先に挙げた「交雑種」も、近年需要を伸ばしています。
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